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(5)1/350小艦艇シリーズ・MAS500級 セリエ2/3/4

1/350の小艦艇(魚雷艇)シリーズの第三作目、MAS500級 セリエ2/3/4です。
付録として1/700の同型魚雷艇を1艇、付けてあります。
無発泡ウレタンレジン素材(ホワイトをグレーに色付け)の常圧注型(手流し)・アンダーゲート方式による製品です。

MASclass500製品写真

▼本キットを製作・塗装したものです。マストと空中線は伸ばしランナーと真鍮線を使っています。

MASclass500完成写真1

MASclass500完成写真2

MASclass500完成写真3

第2次世界大戦時のイタリアの標準的な魚雷艇・MAS500級・セリエ(シリーズ)2〜4です。
イタリアは第1次世界大戦の頃から魚雷艇の開発に熱心でした。
第1次世界大戦時のイタリア魚雷艇の有名な活躍例は、オーストリア=ハンガリー帝国海軍
戦艦・セント・イシュトヴァーンをMAS15が雷撃し撃沈した事でしょう。
第2次世界大戦時のMAS各艇の個別の戦歴に関して、キットの解説書ではあまり資料がない、旨、
記述したのですが、改めてネットを調べてみると、MASに関するwikipediaの英語版に僅か数艇に関して
ですが載っておりましたので、それを参考に記述してみましょう。

まず、1941年1月にMAS213が英軽巡ケープタウンを雷撃し損傷を与えてますが、このMAS213は第1次大戦時の
MAS艇と同じような、旧式の設計の小型艇だったようです。
次に1941年7月にMAS532が英海軍の輸送船のシドニースターを雷撃して損害を与えましたが、このMAS532は
MAS500級セリエ2です。
1942年8月にはチュニジア北東部のボン岬付近で、MAS554とMAS557が3隻の連合軍の貨物船を撃沈しています。
このMAS554とMAS557がMAS500級セリエ3です。
残念ながら艇番号と具体的な戦歴の紐付けが出来る記述はこれだけでした。
また、模型的にはこれらの艇とその活動時期に撮影された資料、特に写真がないと話にならないのですが、
MAS各艇の戦時と思しき写真はネットでもかなり多く見つかるのですが、殆ど撮影時期のキャプションがなく、
上記MAS532、MAS554とMAS557もやはり写真は数枚見つかりましたが撮影時期のキャプションはありませんでした。
プラモデルキットも、9年程前の2010年にやっとイタレリから1/35のMAS500級が発売されたのが
最初にして唯一のものと思われ、かなり寂しい状況です。
しかしイタレリ1/35のMAS500級は非常に良い出来のようで、ネットで調べても絶賛されているようです。
ただしメインマストが操舵室の右舷に非常に低い状態で縦に1本だけ出ていた状態の形をモデライズしており、
この形状の当時の写真はあまりありません。

以下にロジア語記述なのが読みにくくて残念ですが、MAS各艇の略歴とその写真が割と大きめに分類されて
載っているサイトのURLを示します。ここには上記のMAS532、554、557各艇の写真も載っています。
ただしどの写真が何年の撮影かはやはり載っていません。
http://navyworld.narod.ru/MAS.htm

このページの写真で興味深いのはMAS554の他552、553の写真で、他のMAS500級と全体形はほぼ同じながら
操舵室の窓の形状、艇の側面と上甲板の縁部の造作、側面の波切り板の造作が舷外電路のような
形状である事がはっきり分かる事などです。
これはMAS551からMAS554までの4艇が全金属製である為と思われます。このためこの4艇のみ
セリエ3とし、一部を木製としたMAS555からMAS564までの10艇を後のセリエ4に組み込むような
分類法もあったようで、それに従っている資料サイトもありました。

このページの記述は今後、随時書き足してゆく予定です(2019年1月現在)。

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