2017年以降のアイテム詳細

(2)1/350小艦艇シリーズ・ボスパー70フィート型 MTB30仕様

1/350の小艦艇(魚雷艇)シリーズの第二作目、ボスパー70フィート型(平甲板型)です。
無発泡ウレタンレジン素材(ホワイトをグレーに色付け)の常圧注型(手流し)・アンダーゲート方式による製品です。

ボスパー製品写真

名称が同じようなもので紛らわしいですが、歴史的時系列で言うと前作のボスパー72フィート6インチ型の
前の前の型です。「8264デザイン」と呼ばれる型(後に8663デザインと名称変更)です。
形状的な大きな差は平甲板型である事、全幅がやや少なく細身に見える事、です。
1938年〜大戦中のボスパー艇の開発に関しては前項でもざっくり記述させて頂きましたが、この型は
「Vosper MTBs in action」誌では「ボスパー70フィート型・1938〜39年型」と分類されております。
型番で言うとMTB20〜23、29、30が基本的に同型となります。他にMTB69と70が写真を見るとほぼ同型に
見えますが、はっきりと同型とは記述されておらず、詳細は不明です。

「Vosper MTBs in action」誌の、この型に関する記述は主に7ページ目に載っていますが、それによると
MTB20、21、23はルーマニア海軍向けに作られ、そのうちMTB21は1944年に旧ソ連海軍に鹵獲されて使われたそうです。

▼ボスパー70フィート型 平甲板型 MTB20初期仕様 簡易図(以下の図はあくまで簡易図なので寸法は合っていません)
ボスパーMTB20側面図

▼ボスパー70フィート型 平甲板型 MTB30仕様(中期?) 簡易図(今回キット化した仕様)
ボスパーMTB30側面図

上の2枚の簡易図を比較して頂けますと分かりますように、最初のMTB20は後部の機銃砲塔が2つあります。
下のMTB30の方は機銃砲塔が一つになっています。就役後、改装されたと思われます。
他に、MTB20では後部に木製の救命ボートが装備されていたものが、MTB30ではゴムボートになっています。
また、MTB20では後部に350ガロンの大きめの予備燃料タンクが装備されていましたが、
MTB30の方ではこれがなくなり、爆雷と思われるものが装備されています。これらが違いです。
MTB30の写真は、「Vosper MTBs in action」誌の8ページ目に2枚写真が載っておりますが、この図は
一番下の写真の状態を元に描いたものです。
MTB20〜23のうちどれかの初期時と思われる写真は、同誌の9頁目、13ページ目、33頁目、40頁目、
44頁目、46頁目に、またMTB69は10頁目、MTB70は15頁目に大きな写真で載っており、製作時の参考になります。
なお、この誌の41頁目にMTB44の写真が載っており、これの形状がMTB20等とかなり似ていて紛らわしいですが、
これはインターネットで調べた所、ボスパー社製ではなくホワイト社製で、微妙に形状も違う型のようです。
参考ページ→WWII時の各部隊歴史サイトの英軍沿岸警備隊ページ

▼本キットを製作・塗装したものです。下の海面ジオラマは別途自作品で、スクリューと舵は省略しています。
その下の黒い台はTケースSSの下の部分で、その他マスト類を伸ばしランナーで自作した以外は本品部品のみの製作です。

ボスパーMTB30完成写真1

ボスパーMTB30完成写真2

ボスパーMTB30完成写真3

このページの記述は今後、随時書き足してゆく予定です(2017年8月現在)。

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